だむだむ畑

いろいろ植えてます。

CoC:まずはダイスを振れ、話はそれからだ①(初TRPG)

Table talk!Role!Playing!Game!

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TRPGとはプレイヤー自らがキャラクターを演じ、コミュニケーションを取り物語を進行していくという人間力を要求される大人の遊びである。

 

興味はあるもののハードルの高さから二の足を踏んでいた僕だったが、ついにこの度TRPGデビューを果たすこととなった。うおおおおお!

 

キャラクターメイク

今回はプレイヤー3人が全員初心者な上に時間も余裕があるわけではない.。

そんな事情に合わせてキャラの職業はあらかじめキーパー側が用意してくれることになった。不作法にも予習もせずに現れた僕はキーパーに土下座する勢いである。

 

用意してもらった職業は、警察、探偵、医者。

とりあえず能力値が決まってから誰がどの職につくか考えよう。

ということで、ダイスを振り振り合計10回ぐらいだろうか? 能力値が決まった。

 

STR:18  DEX:6  INT:15  アイデア:65
CON:5  APP:11  POW:12   幸 運:50
SIZ:12  SAN:60  EDU:18  知 識:90

STR(筋力)が最大の18!

さっそくとんでもない肉の化身が生まれてしまうか!?と小躍りしていたが、

CON(頑丈さ)とDEX(素早さ)が情けない数値になってしまったのでイメージとしてはデブが近い。がっかりである。

 

しかしまあ溢れるパワーを生かさない手はない。職業は警察で決まりかな?と思ったが技能的に活かせるのが探偵のキックしかないことが判明したのでそちらになった。

 

お次は持ち物の設定。カバンに入るぐらいで不自然でないものならなんでも構わないとのことなので、とりあえず護身用にヌンチャクを持っていることにした。

神話生物どもに叩き込んでやるぜ!と楽しみにしていたのだが、キーパーから「キックの方が強いよ」とアドバイスをもらいご破算に。他は双眼鏡や盗聴器、ボイスチェンジャーなどオーソドックスな探偵(?)らしい物に留めておいた。

 

僕以外の2人はというと、警察はハンドガンを持ち込もうとしてストップをかけられ、医者は「子供の遺体を持ち込んでもいいか?」と怖すぎる確認をとっていた(流された)

 

ここまで1時間ぐらい。名前とイメージ画像を用意してようやくキャラ完成となった。

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3人はどういう集まりなんだっけ?

 

以下、名前と持ち物。

 江戸川キャナン(探偵)双眼鏡、ボイスチェンジャー、GPS発信機、盗聴器

インパルス板倉(警察)車、携帯、たばことライター、ウイスキー、カロリーメイト、etc

堤下インパルス(医者)救急セット、メス、手袋、包帯と注射器、つまようじ

 

なお、インパルス(苗字)、インパルス(名前)の2人だが、偶然の一致であり見ず知らずの関係らしい。

 

セッション開始(ネタバレあり


いよいよ、セッション開始。
シナリオ名は「まずはダイスを振れ、話はそれからだ」
ずっと画面に表示されていたのだが、心構え的なあれかな?と思っていたのは内緒だ。

どうやら舞台は現代らしく、3人はそれぞれ仕事を終えて帰る途中に謎の集団に襲われて拉致されてしまう。他2人が黄色いローブ姿の集団に抵抗むなしくガスを嗅がされてしまったのに対し、僕だけ無抵抗のままボコられて攫われるはめになった(聞き耳失敗)

 

ナルくん登場


目を覚ますと我々3人は真っ白な見知らぬ部屋に閉じ込められていた。

f:id:kya-9:20180506151141j:image「やあ、お目覚めかな」
背後からの声に振り向くと、そこには麗しきショタっ子がいた。

「僕の名前は鳴神。気軽に“ナル”って呼んでくれていいよ」

所轄NPCの彼が言うには、我々3人は運悪く生贄に選ばれて拉致されたらしい。そんなかわいそうな君たちの案内&サポート役だよ、と自己紹介したナルくんは、

「脱出できるか死ぬまでのお付き合いになるからよろしく」

と縁起でもないことを言った。なんてうさんくさいガキだ。

 

ここで初のクトゥルフ名物SANチェックが入った。

拉致された上に生贄要員と来たもんだ。不安になるなという方が無理な話だろう。

 案の定動揺し冷や汗を垂れ流す堤下(正気度ロール失敗)

その傍に寄っていったナルくんは励ましの言葉をかけながらも「きみのことは生贄さんとでも呼べばいい?」と煽るのを忘れなかった。

 

ロールプレイ開始

簡単に自己紹介をすませた後、僕たちはさっそくナルくんにいくつか質問をしてみた。しかし「ご想像にお任せするよ」「そんなことはどうでもいいでしょ」と全く応える気がない様子。ますます怪しい。

 

しつこく「君の素性が気になるなぁ!?」と続けていると「今はそんなことは関係ないでしょ。ここから出なきゃいけないだろ?君たちは」とたしなめられてしまった。どうやらナルくんについての追求はご法度のようだ。

 

「じゃあここは3人で協力しあって、早くここから出ようぜ!Foo↑!」とすでに正気を失ったようなテンションで堤下がまとめ、次の場面に移ることになった。

ちなみに設定していた持ち物だが、僕と板倉の2人は拉致された際にカバンを奪われたらしく無くなっていた(幸運失敗)悲しい。

部屋の探索

徐々に意識が鮮明になり、部屋の様子がハッキリと見えてきた3人。

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部屋には1、2、3と番号の貼られた箱と本棚があり、窓はない。

照明もないが、なぜかぼんやりと明るく、扉にはすりガラスのはめられた小窓がある。

 

 ――――さて、どうしよう。

まずは探偵のキャナンなんとかしろ!という無茶ぶりにより最初に行動を決めることに。無難に本棚でも調べようと考えていたのだが、途中で箱の補足説明「1番は木箱」を聞き、気が変わった。

 

「その箱は俺が腕力でどうにかしよう」

 

忘れてもらっては困る。名探偵キャナンは人類最高峰のパワーを持つ男である。木箱ごとき壊せないわけがないのだ。

 

話合いの結果、本棚は代わりに堤下に任せ、残りの2と3の箱は板倉が担当することに決まった。ナルくんも「ぼくは何もしなくてもいいのかな?」と気を利かせてくれたので通気口を調べてもらうことに。どうやら協力してくれるという言葉に嘘はないようだ。

 

まずは1の木箱から。

1と書かれた紙がテープで止められているの木箱。蓋はしっかりと閉ざされており、釘でとめられている。全体的にボロボロなので力づくでも開きそうとのこと。

 

赤?警戒色?大丈夫かよ、と少しざわついたが、悩んでいても埒が開かねえ!

仮に爆発したとしても被害が出にくいように隅っこで空けることにした。

 

ちなみにこの箱空け、本来は対抗ロールが発生するのだがSTR18なので自動成功で処理された。筋肉さまさまである。

 

箱を開けると中にはネットブック(ノートパソコン)が入っていた。とりあえず電源を入れてみると、画面に建物内の地図が表示された。

 

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 生贄の部屋!なんてわかりやすい。

ネットブックはネットには繋がってないが単語を検索する機能があり、ネットブック内を検索することが可能。ただバッテリー残量が少なく、アダプターが見当たらないので充電は不可能であることが告げられた。

 

ここで通気口に派遣したはずのナル君が画面をのぞき込み「ふむふむ、これは充電が少ないから無駄に使うと電池切れするかもね。なにか調べるにも慎重につかった方がいいかも」とアドバイスをくれた。持ち場に戻れ

今のところ調べたい言葉もないので検索は保留で木箱の探索を終えた。

 

つづいて本棚に向かった堤下。

手がかりになりそうな本を探していたのだが、手を滑らせ本棚からバラバラと落としてしまう(図書館致命的失敗)

「あーごめーん」と堤下が呑気に謝ったところで今回の探索は早々に打ち切られてしまった。なにも手がかりを得ることはできなかったが、次回床に散らばった本を調べることでまだチャンスはあるとのことだった。

 

最後に2番、3番の箱に向かった板倉。

2と書かれた紙が貼られた色の箱は鉄製でしっかりとした作りだが、持ち上げることは出来そうな重さだった。赤い箱の2倍の大きさで箱には鍵がかかっている。

ここで板倉は鍵開けを試みようとしたが、技能を持っていない上に初期値だと1だと聞き断念。キャナンが鍵開けの技能を持ってるよ、と振られたが前回の成功体験で味を占めた僕は筋力を活かせる場面を求めていたのでむしろこじ開けたかった

 

とりあえず今回はどうすることもできそうにないので続いて3番の箱へ。

3と書かれた紙が貼られた鉄製の大きな色の箱はずっしりと重く頑丈な作りだった。青い箱の4倍ほどの大きさで引きずれば移動させることは可能。鍵はかかっていない。

「つまりこの箱はみんなでバーンってやれば開けれるってこと?」

キーパーからはできるとの回答だったのでこのまま開ける流れになるのかな、と見守っていると次に板倉はこんなことを尋ねた。

 「この箱に貼ってある1、2、3の紙の裏なんか書かれてたりとか――ない?」

そこまで指定があれば技能はいらないでしょう、と意味深なことを言うキーパー。

ん?

「今まで見てきた紙は全て裏に文字が書いてありました」

なにィ!?なんだってー!!?

②に続く

クトゥルフTRPG:まずはダイスを振れ、話はそれからだ②(初TRPG) - だむだむ畑

 

 

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