こんばんは、死ね!
数ある人狼ジャッジメントの役職の中で最強にして最恐なのがこいつ、サイコだ。
一応人狼サイドの役職なのだが、超攻撃的な性格のため(公式より引用)その殺意は誰にだろうと平等に向けられる。
占ったね、死ね!守ったね、死ね!プレゼントくれたね、死ね!
味方側の人狼だって襲ってきたら容赦なく殺します!
接触すれば例外なく死亡。
存在するだけで「迂闊なことはできねぇ」と部屋全体が緊迫するエキセントリックな役職『サイコ』。
我々はこの猟奇的存在にどのように接していけばいいのか考える必要がある。
運が悪かったね、死ね!
サイコの能力は初日の夜から有効である。つまり初日占いアリの部屋の占い職と番犬はまずノーヒントでサイコを回避するという運ゲーをクリアしなければならない。
あまりにも理不尽なことだが、見事サイコを踏んでしまい初日墓場ソロ待機になった時の悲しみは人狼ジャッジメントのあらゆるシチュエーションの中でも一番だろう。せめてモブ爺をbotとして配置するぐらいの優しさが欲しいものである。
サイコ強すぎ問題
人間を喰らう人狼やその道のプロの暗殺者に襲撃されようと相打ちどころか一方的に血祭りにして翌日何食わぬ顔で朝を迎えるサイコ。
この強すぎる存在を狙って殺すには投票で処刑する以外方法はない。
しかしサイコだと判断するには触れにいった誰かが死んだという事実が必要であり、つまるところ結局死体は出る。
どうすんだよこいつ……。
いや、どうしようもないんだけどね。
サイコに対して一番の理想は最後まで触らないことで、「もうこいつ以外サイコ候補がいないじゃん!」と判明することなのだが、それは間違いなく終盤である。
人狼サイドのサイコが生き残っていても投票で優位に立てるというのが勝利の最低条件と考えるとどのみち市民には辛い存在だろう。
ゾーンという人類の知恵
とはいえサイコを恐れて何もしないでいても市民が優位に立てることはない。占い組は果敢にグレーへと向かうわけだが、気を付けなければならないのが対象が被ってサイコにごっそり殺られることだ。
死人に口なし。誰を占ってサイコでしたという報告は墓からではできないのである。
そんな最悪の事態を避けるためにサイコ入りの部屋でとられる対策が『ゾーン』だ。
占い職はその日の投票が終わるまでに予め今夜占う候補を2~3人報告しておく。
これで被りを無くし、結果その夜占い職が死んだとしても事前に報告していた中にサイコがいることを疑えるので二次災害を避けることができるというわけだ。
この『ゾーン』は妖狐がいる時も有効な作戦なのだが、決めるために大なり小なり議論の時間が圧迫されるのでサクッと進行しないとタイムオーバーになることもあるので注意しよう。
人狼が一番ビビってる
部屋の大きさにもよるが、多くてもだいたい4、5匹しかいない人狼。
そんな少数精鋭がうっかりサイコを踏んでしまったらどうだ?
市民を1人削れる予定が逆に味方が一匹いなくなる超誤算。ランダム判定で死ぬのが大狼や賢狼になったりしたらもう最悪だ。そのまま連続でサイコに突っ込んでさっさとゲームを終わらせたい衝動にかられるだろう。
当然そんな目にはあいたくないので、サイコ入り部屋では人狼側は初日確定白や役職持ちを狙うことが多い。
だって怖いんだもの!
サイコ時の楽しみ
さて、自身がサイコになった時はどうやったら皆と触れ合えるかを考えて動こう。罠師や狩人とマッチングしたいなら賢者や霊能のように「守らなければ!」という役職を騙ると向こうから会いに来てくれる確率があがるぞ!占い職をブッ殺したいならグレーでゆるりと待てばいい。
吊られない限りは基本死なないのでのんびりと終盤まで生き延びられる。
上手く吊り回避できる自信があるのなら長くゲームに関われるので選んでみてもいいかもしれない。