人狼ジャッジメントの役職の中には処刑されることを望む役職がいくつかある。
てるてる坊主や殉教者がそうだがそれらは第3陣営であり、さらには追加勝利なので市民と人狼の勝敗に直接的な影響はない。
しかし黒猫は違う。人狼サイドの一員として発揮される能力は場合によっては単体で陣営を崩壊させる程に極悪なものである。
猫の怨返し
吊られると人狼以外の誰かをランダムで墓にお届けします。
このすこぶる迷惑な能力を発揮したい黒猫は基本吊られたがりであり、露骨に黒いですよアピールをしてくることが多い。
怪しいから処刑しよう!で気軽に吊るしてみたら賢者を持っていかれて鼻水が出たなんてことも普通にある。存在するだけで処刑にナーバスになる、これが黒猫だ。
処刑以外だと無問題
破綻が生じて人狼側だとバレたところでそんなにデメリットにならない黒猫は好き放題立ち回れるが、気を付けなければならないのが処刑以外の手段での抹殺である。
もし部屋に暗殺者や魔女がいる場合、目をつけられたら最後だ。次の日の朝を迎えることはできないだろう。部屋の役職構成次第ではつつましくいることが必要なこともある。
能力に拘らなくてもよい
吊られることばかりに目が行きがちだが、黒猫が一番に考えるべきことは人狼に噛まれないことだ。
黒猫は人狼がだれか分からないし、逆に人狼も黒猫は分からない。うまく伝えることができればいいが、そう簡単にいかないのがこのゲーム。露骨にアピールするのが難しいのであれば噛まれにくそうな役職をcoしてしまうのがベターだ。
すでにcoが出ている霊能や賢者などの数を見て多いところに紛れこんでしまうと人狼サイドも察しやすい上、うまくいけばローラーで吊るされることも見込める。
後半まで生き残ってしまうと仕事していないような気分になるが、PP要員として貢献することができるし終盤の能力発揮は決着をつける破壊力があるから悪くない。
とりあえず暗殺に気をつけてさえいれば役に立つことはできる。吊られることがメインではあるが、それまでの過程で市民を削ったり他職をあぶりだしたりとできることはいくらでもある。最後の大仕事として吊られる、そんな黒猫を目指そう。