だむだむ畑

いろいろ植えてます。

人狼ジャッジメント【人狼J】:奴隷をすこれ!

f:id:kya-9:20180707085301j:image

すこれるわけないだろがこんなクソ役職!

そんな声が聞こえてきそうだが落ち着いていただきたい。この奴隷という役職にもお楽しみポイントはある。勝ち負けを気にすると地獄だが、立ち回りを楽しめる人が縛りプレイ感覚でやるには面白い。面白いはずだ。

知略謀略を尽して貴族を屠れ

奴隷の勝利条件は従来の市民サイドのもの+必ずセットで部屋に入れられる貴族の死亡だ。

f:id:kya-9:20180707085309j:image

↑こいつ。

勝利を目指すためには貴族には死んでもらわなければならないのだが、人狼に襲撃された場合は能力により奴隷の自分が身代わりで死ぬことになる。貴族を確実に抹殺するには投票による処刑や能力による暗殺が必要というわけだ。

つまりどういうことか?

議論を誘導するのだ、貴族が上手に死ねるように!

 

いやいや、そんなことしなくても自分が死んだ後狼が噛んでくれるかもしれないじゃない?と期待するのは甘い。ケーキに乗ってる食べていいか迷うサンタさんぐらい甘い。

 

人狼側からすれば噛みにいった対象以外が死んだなら当然身代わりを疑う。残された貴族は能力のない野良市民と同じ、わざわざ優先して噛みにいくわけがないのだ。

部屋の役職構成によっては猫又や人狼キラーが恐いので回避して無難に貴族を~というケースもあるにはあるが、全てを相手任せにしてしまえば敗北条件が多いだけのクソ役でしかない。ここは一丁策を練って貴族をおとしめようではないか。

 

まず思いつくのが占い騙りで出て貴族に黒出しをするというものだ。確かに、とりあえず吊って色を見ようか!となりそうではある。

しかしこの作戦が勝利を引き寄せるのかは怪しいところだろう。

貴族を殺すのに有効な手段には違いないがそもそも市民が勝てるのか?という話である。

 

処刑が貴族なのでその日人狼を削る機会が失われているし、翌日霊能結果が出れば「お前偽かよ!」と続いて吊られる危険性がある。そうならなくとも間違いなく混乱はするので人狼サイドは「なんか知らんがラッキー!」と付け込んで議論を有利に進めることだろう。

 

そろそろ奴隷の難しさが伝わってきたんじゃないだろうか。

貴族には死んでもらう、市民は勝たせる、両方やらないといけないのが奴隷の辛いところだ。

結局どうすればいいのか?

市民が負けてしまっては元も子もない。基本は市民の一員として人狼を全滅させることを考えた方がいいだろう。その中で余裕があると判断したなら先の占い騙り作戦のように貴族をハメていい。そうでないなら貴族より自分が先に噛まれるように誘導するのも悪くはない。誰が貴族か判断できないので身代わりになるよりはだいぶ良い。自分の没後に貴族が噛まれるところまで仕向けられたら完璧と言っていいだろう。どうやるかは知らんが。

 

安易に貴族を殺せばそれが負け筋にもなりうる。奴隷は状況把握とテクニカルな議論誘導を求められる難しい役だが、それだけに勝った時の喜びは大きいし役職ボーナスも30pと高い(他はだいたい8p)。人狼のメンタルゲームの部分を思いっきり味わえるので奴隷を引いた場合はぜひ楽しんでもらいたい。

まあ採用されてる部屋あんまりないんですけどね!

奴隷遊戯

奴隷遊戯