だむだむ畑

いろいろ植えてます。

ザ・マインド(The Mind)協力型のボードゲームで遊んだ

Pandasaurus The Mindカードゲーム

もう我々は争わなくていい!協力型のボードゲーム!! 

先日ボードゲームカフェで遊んだ際に店員さんからおススメされた協力して遊ぶボードゲーム『ザ・マインド』。和を以て貴しとなすという先人から伝えられた言葉があるにも関わらず日本庭園をモチーフにしたゲーム『枯山水』ですら奪い出し抜くという争いが前提のゲームデザインだったので「ボードゲームの世界は修羅の国よ……」と絶望していたのだがどうやら救いはあったようだ。※実際は協力型のゲームはたくさんあります。

協力して手札を出し切るゲーム

『ザ・マインド』は各人に既定の枚数配られた1~100までの数字のカードを協力して出していくゲームである。カードは誰がどのタイミングで出してもいいが数字の小さい順に出さなくてはならない。もし他のプレイヤーの手札に残ったカードより大きいカードを先に出してしまうとそのゲームは失敗になる

詳しく知りたい方はこちらのサイトをご覧いただいたらいいだろう。遊ぶのに夢中で写真等とることをしなかったので資料不足なのだ……許して。

ーーとまあ実にシンプルなゲームなのだが、これが中々に深いゲームなのだ。まず相談がご法度なのでカードを出す出さないはその場の雰囲気で判断しなければならない。最初の内は手札が1枚2枚なので簡単というか割と運ゲーな部分もあるのだが、枚数が増えるにつれて難易度が極悪に膨れていきすぐに鬼畜ゲーと化す。

プレイ人数にもよるが最終的には手札10枚程を消化しなければならないのだが上に書いた通り相談はできない。今出されたカードから自分の最小のカードが大きく離れている場合にプレイヤーができることは何かと言えば断固出さないということだけである。しかし全員が離れている場合は誰かが出さなければゲームが進まないわけで……各人確率論や人読みなどを持ち出して大いに悩むことになるのだった。

手裏剣カード

そんな膠着状態を打開できるのが全員一番小さいカードを捨てれる手裏剣なのだが、なぜ手裏剣なのか?ちなみに発売元はドイツの会社で開発者はオーストリア人らしい。なぜ手裏剣なのか!?

逃れられぬカルマ

このゲームでアウトになってしまった場合、先走って出したのが悪いのか出し渋ったのが悪いのかの判断は難しいところだろう。というか感覚の話なので正解はない。

にも関わらず僕たちは罵りあった。

結論、人は何をやっても争う。協力ゲームだから争いなど起きようはずがございませんという考えは理想論である。ドイツのゲーム大賞にノミネートされた(店員談)評価の高いゲームなのでそれなりに楽しめるとは思う。

Pandasaurus The Mindカードゲーム

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