一人でできるもん
皆で話し合い、皆の投票により処刑される人物が決まる。
人狼ゲームは騙しあいや駆け引きばかりが注目されがちだが、その根幹には民主主義があると言えよう。せっかく良い推理をしているのに民意には逆らえず歯がゆい思いをしたというプレイヤーも多いのではないだろうか。
そんなゲーム性に真っ向からツバを吐けるのがこの独裁者という役職だ。
その能力は強し!
昼の話し合いを強制的に終了させ、処刑対象を自分一人で選ぶことができる。
Coと同時に打ち切られる議論。
投票数”1”で速やかに執行される処刑。
Foo~気持ちいい!!
たった一度しか使えない力ではあるが、場の雰囲気や他者の意見を完全無視する振る舞いはまさに独裁者だ。
他のものが指を咥えて眺めるしかできない中、高笑いしながら処刑対象を選ぼう。
乱世でこそ独裁が輝く
しかしこの能力を有効的に使うとなると限られる。
まず市民側が優勢で安定していると出番がない。
能力で簡単に確定白になれるだけで強いという意見もあるが、独裁者が市民にすり寄るような姿勢でいいわけがなかろう。
人狼側のPPや嘘の黒出しをされた時にカウンターで発動して台無しにしてやるのが理想だが、毎回そんな状況になるわけでもないのが辛い。
いっそのこと初手COで進行を握るというのもありだろう。
本当の意味で独裁的にゲームを進めることができるので進行に自信があるなら悪くはない。
独裁してもよろしいですか(伺い)
さて、この独裁者だが、一度とは言え好き勝手できる能力から荒らしが好む役職でもある。
今は修正されできなくなったが、当時は開幕で女王を処刑してゲームを崩壊させるようなやからが続出。
被害にあった民達はマジギレし、その怒りは荒らし個人に向けられるに留まらず独裁者の能力を無断で使うこと自体がマナー違反という層を生み出してしまった。独裁とはいったい……。
ともあれ、終盤まで生き残ることができれば勝敗を決定づける力のある役職である。そこまで生き残れるかは運によるところが大きいが、それだけに能力発動は気持ちいいので演出も合わせて大いに楽しもう。